赤ちゃんがこの世に誕生して養育者が最初にするお世話といえば、おそらく授乳ではないでしょうか。
誕生の形は人それぞれ。
誰もが必ず最初のお世話が授乳という訳ではありませんが、授乳は日常的に行う赤ちゃんの身の回りのお世話のひとつであり、養育者が悩みを抱えるトピックのひとつではないかと思います。
また、「授乳」と一口に言っても、完全母乳、完全ミルク、混合のように様々な授乳方法があり、母親が主体となって行うこともあれば(搾乳後に哺乳瓶を使用し与える等などの例外あり)、母親以外の養育者が関わりながら授乳を行うこともあります。
私は産後の体調や自身の体質の事情で、産後すぐに完全ミルクに切り替えました。
いずれの方法にせよ、新生児期から離乳食開始前まで昼夜問わず頻回授乳が続き、離乳食開始後は離乳食と授乳のバランスを考え、離乳食完了期には卒乳という大イベントが待ち構えており、授乳について考えない日はないくらいの日々が約一年半ちょっと続きます。(個人差あり)
さらに、授乳というトピックはとてもデリケートかつセンシティブなものであり、またそれぞれの事情があるにも関わらず、「完母だから、完全ミルクだから、混合育児だから〇〇だ」などの決めつけによって傷ついてしまう可能性があることから、誰かに気軽に相談をしにくいという特徴があります。
そのため、悩みを自分だけで抱えすぎて、体力的にも精神的にも育児がさらに辛くなってしまうのです。
授乳に関しては諸説ありますが、私の周りでは、それぞれ母体の体質や体調、生活習慣に合わせながら自分に合った授乳をしている方が多いような印象がありました。
私は産後の体調や自身の体質の事情で、産後すぐに完全ミルクに切り替えましたが、思い返すと、授乳期は精神的にも体力的にもめちゃくちゃ大変でした。
完全ミルク育児で特に大変だと感じたのは、昼夜問わずの頻回授乳による睡眠不足と母乳育児ができない罪悪感でした。
これが一番体力的にも精神的にも辛くて、何度か精神を病みかけました。
特に夜。
毎日積み重なる疲労が取れないまま、とにかく眠い中での調乳と授乳は、辛くて仕方なかった記憶しかありませんでした。
授乳の間隔は、毎回きっちり同じ間隔ではなく、日によって授乳の間隔が違うタイプだったことから、いつ泣くかわからない緊張感が常に張り詰め、毎回泣いてから調乳し、授乳後に哺乳瓶を洗浄して消毒をする。そして合間にこっそり家事や買い出しへ。
これがエンドレスに繰り返される日常が地味に辛くてメンタルを抉られました(◎_◎)
「誰にも起こされずに眠りたい・・・。」
と切実に思ったことをよく覚えています。
また、細切れ睡眠で眠い中の調乳では、粉ミルクを何グラム哺乳瓶に入れたか忘れて計り直すというミスを連発することもありました。(のちにブロックやスティックなどの個包装タイプも出現しますが、逆に溶けにく過ぎて戦慄することになる)
半年くらいでやっと夜間に6時間程度まとめて寝てくれるようになり、まとめて熟睡できる喜びを噛み締めました(―_―)
ミルク育児だということだけで、知り合いや他人から心無い言葉をたくさん浴びせられ母乳育児ができない罪悪感に苛まれ、何度か精神を病みかけました。
その頃流行っていた「母乳神話」にも、ずいぶん心を苦しめられ悩んだこともありました。
母乳で子どもを育てられないなら母親失格と言われたこともあります。
「母乳がよく出て困る」という言葉が自慢に聞こえるくらいには病んでしまい、僻みたくないのに僻んでしまうという悪循環に陥ってしまったこともありました。
一番びっくりしたのは、バスや電車などで突然、
「子どもは母乳が一番。ミルクで育てるのはダメよ。母親失格よ」と言われたことです。
なんで何にも知らないくせにそんなことを言われないといけないの?と怒りの感情が湧いてきたことも多々ありました。
でも次第に、何にも知らないからこそデリカシーのないことが言える、そして子どもが必要な栄養が摂取できて健康で育っているならそれで良いじゃんと思えるようになりました。
でも実際に、赤ちゃんが必要な栄養と量をしっかりと摂取できて、健康ですくすく育っているのなら授乳方法はこだわらなくても大丈夫なんじゃないかと感じています。
デリカシーのない発言をする人はどこにでも生息しているため、運悪く出くわしてしまったら無視をしましょう。
上記の二つ以外にも色々大変なことはありましたが、完全ミルクで良かったと感じた点が一つあります。
それは卒乳がだいぶ楽だったということです。(個人差あり)
私は子どもが1歳になった頃に、徐々にコップの中身をミルクから牛乳に変えて飲ませるようにしていました。
三日ほどかけて牛乳に移行し、ちょうど一歳で卒乳しました。
完全母乳や混合の卒乳は、子どもによってはかなりの長期戦になると聞きます。
しかし、どんな授乳方法でも、すんなり卒乳できる子どももいれば、授乳よりも卒乳の方が大変だったというくらい卒乳に時間がかかる子どももいて、どちらが良い悪いとかではなく個人差があるものだと思います。
自分の経験を含めて、人と比較せず、それぞれ母体の体質や体調、生活習慣に合わせながら自分に合った授乳や卒乳をしていくことが大切なのかなと感じました。
現在も授乳や卒乳で頑張っている皆様、毎日本当にお疲れ様ですm(^―^)m
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

